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調査研究「あらためて電池について考える」

 

蛍光管リサイクル協会では、2020年度の調査研究テーマのひとつに「あらためて電池について考える」を掲げています。これから4月21日に開催予定の総会にむけて調整・具体化をすすめることになりますが、以下、概要をお知らせします。ごいっしょに調査研究をしていただける方はお知らせください。

 

 

 

●調査研究の背景

 

これまで電池に関わっては水銀問題との関連で乾電池の適正処理の方法が検討されてきました。この点についてはメーカー・業界団体として「水銀ゼロ使用」の方向を示したことによって基本的に問題は解決しているといえます。しかし、乾電池の処理にあたる野村興産からのレポートでは、乾電池の処理にともない、なお水銀が回収されているということです。

 

他方では、ボタン電池、鉛蓄電池、リチウムイオン電池など、さまざまな電池の使用がひろがるなかで、これらの電池が廃棄物として排出・処理される過程で不適正な排出事例が見られます。また、電池由来と思われる「発火事故」も多発しているといわれています。

 

 

 

●調査研究の目的

 

今回の調査研究では、「電池と水銀」について歴史的な経緯を確認するとともに、乾電池の処理段階で水銀が回収されている実態を明らかにし、必要な対策を検討することにします。

 

また、「電池由来の発火事故」についてその実態をあきらかにし、メーカー段階での対策、廃棄物として排出・処理される段階での対策を検討することにします。

 

 

 

●調査研究の内容

 

1 これまでの関連情報の整理を通じて論点整理を行う。

 

2 関連組織からヒアリングを行う

 

  メーカー、自治体、リサイクル事業者など

 

3 視察・見学

 

4 情報発信

 

  これらの活動を通じて得られる知識、情報を整理し、普及・啓発活動の内容をレベルアップするとともに、関連組織への提案活動を準備する。

 

5 スケジュール

 

  4月21日(予定)蛍光管リサイクル協会総会・講演会 

 

  6-9月 情報収集

 

  10月 論点整理

 

  11月 公開研究会

 

  12月 報告書作成