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来春の「バイバイ原発」は3月11日に

来春の「バイバイ原発」は3月11日に

 

 2012年から継続開催されてきた「バイバイ原発きょうと」のイベントについて、2023年春は3月11日(土)に円山音楽堂で開催されることになりました。

 このほど開催された実行委員会で採択された「よびかけ」を紹介します。企画内容についてはひきつづき調整がすすめられており、実行委員会での決定をふまえ公表されることになります。

 岸田内閣のもとで、原発政策が原発再稼働、新原発の開発、運転期間の延長など「原発推進」にむけて展開しそうな状況のもと、あらためて「バイバイ原発」の意思表示を行うことが重要になっており、例年以上の取組が期待されています。

 

「バイバイ原発3・11きょうと」のよびかけ

東日本大震災・福島原発事故からまもなく12年。いまなお原子力緊急事態宣言は継続中です。原発事故は少しも収まっていません。全国漁協連合会の反対を無視しての放射能汚染水放出計画などなど、「原発さえなかったら」と多くの人が心の底から思いました。

にもかかわらず、あの大惨事を風化させ、気候危機対策・脱炭素を理由にして新しい放射能安全神話のもと、政財界一体となって原発推進に舵を切り、「原発再稼働に向け、国が前面に立って対応」と岸田首相は公言。さらに、無制限の運転延長、あらたな原発の開発・新増設まですすめようとしています。

その一方で今も悔しい思いを抱いて避難を続ける人々がいます。国連人権理事会の特別報告書は「強制避難、自主避難者への支援の差に国際法上、正当性はない」と調査終了後に指摘しています。

また、東京電力株主代表訴訟で、東京地裁は東電元会長ら4人の福島原発事故の責任を認め、東京電力に対して13兆円の賠償を命じる判決を下しました。

私たちは2012年から毎年3月、京都・円山音楽堂にて「バイバイ原発きょうと」を開き、京都市役所までデモ行進し、「福島原発事故によって奪われた暮し・健康・環境・地域社会を国と東京電力に償わせよう」「地震列島日本、高浜原発などの老朽原発をはじめ、すべての原発の再稼働をやめさせよう」「脱原発社会を一日も早く実現しよう」と訴えてきました。

2023年3月11日、「バイバイ原発3・11きょうと」を開き、いま一度、みんなで福島に思い馳せ、脱原発へのワンステップにしてゆきたいと思います。

つきましては「バイバイ原発3・11きょうと」にご理解とご賛同をよろしくお願いいたします。

2022年11月10日

 

バイバイ原発きょうと実行委員会