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「バイバイ原発きょうと」のあゆみ

「バイバイ原発きょうと」のあゆみ

 

2011年3月11日に発生した「東日本大震災」は、巨大地震とそれにともなう大津波、さらに福島第一原発事故が重なり合った「複合災害」であった。

これを機に、「脱原発」を求める活動が全国各地で大きく広がった。

このなかで、京都でも、さまざまな団体・グループがいっせいに声を上げた。また、「デモ・デビュー」という言葉が示すように、団体・グループに属さない多くの個人が立ち上がった。

こうした動きを統合して「オール京都」の「脱原発」運動をすすめることをめざして「バイバイ原発きょうと」の活動がはじまった。2012年3月10日、円山音楽堂とその周辺に5000人の市民が集まり、「バイバイ原発3・11きょうと」が実施された。

それ以来、毎年、「3・11」を前後して「バイバイ原発きょうと」の集会・デモが企画・実施されてきた。

以下にその活動のあゆみをふりかえる。

 

2012年 3月10日(土) 講演:小出裕章。スピーチ:石田紀郎。ライブ:制服向上委員会。音楽堂周辺の「ひろば」企画もふくめ5000人を超える大集会になった。デモ行進。

2013年 3月9日(土) 講演:辛淑玉。スピーチ:菅野千景。ライブ:制服向上委員会。3500人。デモ行進。

2014年 3月8日(土) 講演:金子勝。スピーチ:うのさえこ。ライブ:制服向上委員会。2500人。デモ行進。

2015年 3月7日(土) 講演:小出裕章。スピーチ:鈴木絹江、松田正。ライブ:制服向上委員会。2000人。デモ行進。

2016年 3月12日(土) スピーチ:福島敦子、山本陽介、秋山豊寛、朴勝俊。ライブ:リクオ&中川敬。2100人。デモ行進。

2017年 3月11日(土) スピーチ:長谷川健一、鹿島啓一、福島敦子。ライブ:中川敬。2500人。デモ行進。

2018年 3月11日(日) スピーチ:原発賠償京都訴訟原告団、菅野みずえ。ライブ:羊歯明神。2500人。デモ行進。

2019年 3月10日(日) スピーチ:山崎誠、安楽知子、原発賠償京都訴訟原告団。合唱「群青」。1500人。デモ行進。

2020年 3月7日(土) コロナ感染拡大のなかで「アピール」朗読のみ。

2021年 3月6日(土) 講演:武藤類子。スピーチ:原発賠償京都訴訟原告団、横田秀美、市川章人、遠藤裕之。800人。コロナ対策としてデモ行進は無言で。

2022年 3月12日(土) 講演:今中哲二。報告:石地優、宗川吉汪、原発賠償京都訴訟原告団、田中暁。1200人。コロナ対策としてデモ行進は実施見合わせ。

2023年 3月11日(土)講演:大島堅一、あらかぶさん。スピーチ:原発賠償京都訴訟原告団、松田のぞみ。1200人。デモ行進はコールもふくめて実施。

2024年 3月9日(土) ゲスト講演:おしどりマコ・ケン。スピーチ:原発賠償京都訴訟原告団。バイバイ原発きょうと大学生有志。渡辺輝人・京都地裁大飯原発差止訴訟弁護団事務局長。1100人。デモ行進。

 

 

 

※開催場所はすべて円山音楽堂。

※デモは祇園石段下から四条通り、四条河原町、河原町通りを経て京都市役所まで。

※2012年から2016年まで周辺「ひろば」企画を実施した。 

※2012年から2019年まで京都府保険医協会との共同企画による講演会等を実施してきた。