バイバイ原発3・9きょうと
例年、「3・11」を前後して取組まれてきた「バイバイ原発きょうと」は、今年も、別記の通り、呼びかけられています。ご協力をお願いします。
「バイバイ原発3・9きょうと」の呼びかけ
2011年3月11日に起きた東日本大震災・福島原発事故からまもなく13年。
私たちは、福島に想いを寄せ、毎年、3・11前後の日程で集い、京都から脱原発を訴え続けてきました。
多様な市民が、脱原発の願いのもと結集し世論を動かそうというこの取り組みは、全国的にも貴重なものとなってきています。
しかし、その実現には今なお多くの困難が立ちはだかっています。
だからこそ、私たちは粘り強くこの訴えを続けています。
事故の風化を許さず、脱原発に向けさらに前進するために、今年も「バイバイ原発3.9きょうと」の開催を呼びかけます。
多くのみなさんのご参加・ご賛同をお願いします。
2023年11月 バイバイ原発きょうと実行委員会
バイバイ原発3・9きょうと企画概要
●日時 2024年3月9日(土)
●会場 円山音楽堂
午後1時 開場
午後1時30分 開会
・主催者あいさつ
・講演 おしどりマコ・ケン
・報告 避難者 原発賠償京都訴訟原告団
若者 バイバイ原発きょうと大学生有志
能登半島地震と関電の原発 渡辺輝人・弁護士
・集会決議および特別決議(別記)
午後3時半 デモ出発
祇園石段下―四条通り西進―四条河原町―河原町通り北進―京都市役所前解散
バイバイ原発3・9きょうと決議案
福島原発事故から13年。私たちは福島原発事故の反省と教訓をもとに、脱原発社会を一日も早く実現するため、以下の決議をいたします。
一、福島原発事故によって奪われた暮らし・健康・環境・地域社会を国と東京電力に償わせよう。
一、これ以上、海を汚してはならない。放射能汚染水の海洋放出をやめさせよう。
一、地震列島日本、若狭の老朽原発をはじめ、すべての原発の稼働・再稼働をやめさせよう。
一、使用済み核燃料の中間貯蔵によって問題を先送りするのではなく、核燃サイクルをはじめ原子力政策の失敗を認めさせよう。
一、省エネと再生可能エネルギーで気候危機を打開しよう。一日も早く脱原発社会を実現しよう。
2024年3月9日 バイバイ原発3・9きょうと 参加者一同
特別決議案
元日の大地震は深刻な被害をもたらしました。能登半島沿岸では想定された96kmをはるかに超える150kmもの活断層が連続して動きました。多くの建物が倒壊し、土砂崩れや地割れ、海岸線の隆起などで多くのインフラが破壊されました。
石川県の志賀原発や新潟県の柏崎刈羽原発は運転を停止していましたが、もしも稼働中であったら、もしも敷地内で隆起が起きていたら、そして、もしも住民が珠洲市の原発建設を阻止していなかったら、取り返しのつかない事故になっていたかもしれません。
震災にともなって原発事故が起きても、住民が避難することも、屋内退避を行うことも、海や空から救助を行うことすら不可能であることも、私たちは改めて目の当たりにしました。
それにもかかわらず、岸田首相は「再稼働の方針は変わらない」と発言し、原発の稼働を継続しようとしています。原子力規制委員会は、屋内退避のみ見直すとして、避難計画に実効性がないという事実と向き合おうとしていません。
関西電力は、能登半島に近い若狭湾近辺の活断層への影響もあり得るというのに、40年超えの老朽原発を含む7基もの原発を稼働し続けています。そして、あろうことか、核燃料プールからあふれつつある使用済み核燃料の中間貯蔵を検討することで、更なる原発推進に突き進もうとしています。
このたびの地震は、安全規制の前提になっている想定が、いとも簡単にくつがえるという厳しい現実を突きつけました。日本は、世界で発生するマグニチュード6以上の地震の約 2割が集中する「地震列島」であり、これ以上原発を運転することなど容認できません。
私たちは、今回被災した原発、関電の原発をはじめ、すべての原発を直ちに停止し、廃炉にすることを要求します。
2024年3月9日 バイバイ原発3・9きょうと 参加者一同
連絡先 バイバイ原発きょうと実行委員会
TEL・FAX:075-354-6637