コラム

コラム · 2025/01/22
1995年1月17日午前5時56分、「阪神淡路大震災」が発生しました。淡路島北部を震源とするマグニチュード7.3の巨大地震が阪神地域を直撃したのです。...
コラム · 2025/01/06
新しく迎えた2025年、どんな年にしなければならないのか。 いくつかの課題から考えてみます。 気候危機打開...
コラム · 2024/12/30
気候変動問題と同じく、プラスチックによる環境汚染も「待ったなし」の問題です。 この問題の解決をめざす国際的な取組みの枠組みになるプラスチック条約交渉が、11月25日から12月1日まで、韓国・釜山で行われました。 このプラスチック条約交渉は、2022年3月の国連環境総会での確認をうけて始まったもので、今回が第5回目になるものでした。...
コラム · 2024/12/29
 12月17日、経済産業省は総合資源エネルギー調査会・基本政策分科会を開催し、「エネルギー基本計画」の原案を公表しました。  焦点となっていた2040年度の電源構成の見通し(目標)は、再生可能エネルギー4~5割、火力3~4割、原子力2割程度となっています。...
コラム · 2024/12/29
気候変動問題ではCOP29(第29回気候変動枠組み条約締約国会議)がアゼルバイジャンのバクーで開かれました。 <期待されたこと>  今回のCOP29に期待されたことは2つ。...
コラム · 2024/07/18
PFASとは4730種に及ぶという有機フッ素化合物の総称です。耐熱性、耐油性、耐水性に優れたもので、その特性から、フライパンや炊飯釜、油っこいものを包む包装材、撥水加工製品など暮らしのなかでも広く利用されてきました。また、空港では消火力の強い泡消火剤として配備されてきました。しかし、PFASは、このような優れた性能がある反面、化学的にはとても安定しており、自然界では簡単に分解しないもので、「永遠の化学物質」とも言われてきました。 近年、環境中に残留したPFASが生態系や人体の健康に影響しないのかという懸念が強まり、国際的に規制対象になってきました。有害化学物質を対象とするストックホルム条約でも規制対象となり、各国で実態把握、規制の取組みが進んできました。とくに、飲料水の中の残留については目標値を定め、規制が強められてきました。   このようななかで、日本でも、実態調査が行われるようになり、暫定目標(PFOSとPFOAの合計で1リットルあたり50ナノグラム)を上回る高い濃度の地下水については飲料水にしないようにとの動きもみられるようになりました。   環境省が行った河川や地下水を対象にした2022年度の調査で、38都道府県のうち、16都府県で暫定目標を上回る事例があったことをふまえ、このほど、全国規模で水道水の実態調査が行われることになったとのことです。 今回の調査では、2020~2024年度に検出された最大濃度、最大濃度が検出された浄水場の名前、国の暫定目標値を超えた事例の有無などについて9月末を期限に集約するとのことです。  また、食品安全委員会では、PFASの食品健康影響評価を行うワーキンググループが作業をすすめてきました。ことしの2月に報告書案をまとめ、パブリックコメント手続きを経て、このほど一部修正のうえ、報告書案をまとめたということが報じられています。報告書案は食品安全委員会で確認され、正式の報告書になるということです。PFASのリスク評価がどのようにまとめられるのか、注目したいものです。  いずれにしても、具体的な目標値をもってPFAS規制を行うまでにはなお時間がかかるものと見られますが、国民の健康を守る立場から、諸外国の事例に学び、速やかに必要な判断を行い、PFAS規制に着手すべきです。
コラム · 2024/01/10
2024を展望する 新しく迎えた2024年、どんな年にしなければならないのか―。いくつかの課題から考えてみます。 気候危機打開 「地球沸騰化」といわれる気候危機を打開するために、昨年秋のCOP28(気候変動枠組条約第28回締約国会議)は「化石燃料からの脱却」の合意に到達しました。...
コラム · 2023/12/02
水銀に関する水俣条約・第5回締約国会議 2027年末で 蛍光灯の製造・輸出入禁止へ  「水銀に関する水俣条約」の第5回締約国会議が、このほどジュネーブで開催されました。...
コラム · 2023/12/02
有吉佐和子著『複合汚染』を読む 原  強 1 著者について  『複合汚染』の著者は作家・有吉佐和子です。1931年1月20日生まれ。和歌山市出身。1984年8月30日、急性心不全のため、53歳で死去しました。代表作は、『紀の川』、『華岡青洲の妻』『恍惚の人』『一の糸』など多数。『複合汚染』ももちろん代表作の一つです。...
コラム · 2023/06/16
映画「サステナ・ファーム トキと1%」 ミツバチの大量死とネオニコチノイド系農薬の影響について論じられるようになってからずいぶん時間が経過した。この間に、ミツバチに限らず、さまざまな生き物が影響を受け、生態系が破壊され、生物多様性の危機が深まっているとのレポートが相次いでいる。...

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